先週から2階の下地と断熱工事が着々を進んでおります。
曲がりくねった梁に壁を作ります。
昔ながらの暮らしでは小屋裏はつながり、
個室などほぼなかった間取り。
現代の暮らしでは、それぞれが寝室を持ち、
音や匂いもなるべく区切っておく暮らしになっています。
上階は、子世帯の将来の住処になる予定。
その為部屋も3つ用意します。
夫婦寝室
子寝室
子世帯家族の居間もしくは、客間、もしくは収納部屋という具合に。
暮らしの変化に合わせて、ただ骨組みの木を再生するのではなく
こうした暮らしの組み立て方、住まい方の変化への対応が必要なのが
古民家再生。
今回は、
1)
構造の耐震補強
2)
断熱性能のアップ、採光通風の見直し
3)
暮らしやすい間取り、水周りバリアフリーと間取りの変更
それらを、全て叶えるというちょっと欲張りなもの。
逆に言えば、それが叶うからこその新築ではなく改修工事。
そう、ということは施工もかなり大変なのです。
毎回大工さんの苦労の跡が見られ、頭が下がります。
なるべく大工さんの手間をかけないように、簡単にできることろは
変更も厭わない監理者ではあるのですが、、、。
なかなかどうして、大工さんの方が楽ではない方を選ばれる職人魂。
↓屋根を火打金物で補強
↓天井断熱工事。既存屋根の下から詰めるので施工が大変。
施工しやすく、作り手にも害のないもので
材料は軟らかく自然素材のもの。羊毛の断熱材です。
今日は、飾る絵の位置や大きさ、玄関周りのポスト位置など
もう最終段階の仕上げの細かい打ち合わせでした。
依頼主と打合わせる内容は、ほぼほぼ、終盤を迎えています。
大工さん、家具建具屋さん、
内装始め設備屋さんのお仕事はまだまだ続きます。
ラストスパート、宜しくお願い致します!